2/12の教室

2月12日の教室は、1部17名、2部38名、3部9名の生徒さんがきてくれました。

 

1部は今回4名の昇級者が出ました。おめでとうございます。

2名は7級に昇級し、2部への昇格を決めました。2人とも日頃から勝率が高く、いつ7級に上がるかといった状態でしたので、文句なしの昇級だと思います。2部でもぜひ実力を発揮して頑張って下さい。

今回の指導対局では、よく「自陣の前から相手玉を追って下段に落とすようにしましょう」とアドバイスしました。これには理由があり、将棋の駒で歩、香、桂などは前にしか動けず、また銀や金も後ろのマス目にはそれぞれ2マス、1マスとあまり効果的には利きません。従って、相手玉を捕まえる際に、後ろからではなく前から追っていった方が多くの駒を攻めに使えて有効になります。将棋の格言で「玉は下段に落とせ」というものがありますが、まさに相手玉を相手の陣地(下段)に落とした方が捕まえやすいですよ、といった意味合いになります。

 

2部は昇級者の人数を把握し忘れてしまいました。すみません。次回の教室前に把握するようにします。

指導対局では4枚落ちで苦戦する生徒さんたちがチラホラ。ただ、4枚落ちになると達成レベルがかなり上がりますので、落ち込むことなく少しずつ取り組んでいきましょう。4枚落ちや2枚落ちで勝つコツは、上手に対して盤面中央の勢力争いに負けないことです。中央を厚くされてしまうと飛車や角の働きも鈍くなって、上手玉を捕まえる形を作るのが容易ではなくなります。五段目に相手の金や銀が進出してきたら押し返すことをイメージして指すと良いと思います。

 

3部は大会と重なり、人数はやや少なめでしたが、その分しっかりと指すことができました。

1人の生徒さんはまだ2級に上がってそんなに時間が経っていませんが、すでに指導対局で飛車香落ちで勝てるレベルに達しており、棋力の向上が目覚ましいです。何より終盤で直観的に指すだけでなく、しっかりと読みを入れて勝とうとする姿勢が素晴らしいです。こうしたしっかり読みを入れて指すことの反復練習は、今後高段者を目指す足掛かりとして必ず役に立ちますので、ぜひ続けて欲しいと思います。頑張って下さい。