12/11の教室

12月11日の教室には、1部16人、2部33人、3部10人の生徒さんが来てくれました。

 

今回は久しぶりに阿久津八段がゲスト講師として指導に来てくれました。指導対局数に限りはありましたが、指すことができた生徒さんはいつもと違う指し方やアドバイス等があり、良い経験になったのではないでしょうか。

 

さて、1部は今回5名の昇級者が出ました。おめでとうございます。

前回昇級者がいなかった分、今回は多くの昇級者が出ました。5名のうち3名は7級への昇級で、見事に2部への昇格を決めました。2部でも楽しんで将棋を指していってください。

また、8級に昇級した子はまだ入会したばかりですが、練習の成果か、将棋の基本的な考えがすでにできており、指導にあたった阿久津八段も指し手がしっかりしていると感心していました。

 

2部は2名の昇級者が出ました。おめでとうございます。

2人とも普段から勝率が高く、指導対局を指していても力も安定していて、いつ昇級してもおかしくない状況だったと思いますので、文句なしでしょう。ここから層が厚くなってきますが、切磋琢磨しながら頑張ってくれたらと考えています。

指導対局では、4級に昇級して4枚落ちになり、難易度が高くなったと嘆く生徒さんもいましたが、これまでと違って竜や馬を作ることが容易ではなくなり、より自陣の駒を協力して攻めることが求められてきます。こうした指し方を覚えると平手の実戦にも必ず生きてきますので、ぜひ壁を乗り越えていって欲しいと思います。

 

3部は飛車香落ちの手合いが増えてきました。皆さん序盤の指し方がしっかりとされていますので、リードして終盤戦に入ったときに安定して勝ちに向かえるかが重要なポイントになります。終盤は駒の損得だけでなく、相手玉を捕まえるためのスピード感と自玉の安全度の測り方の感覚も必要で、ここを丁寧に読めるようになると上手に逆転されずに勝ちに結びつけることができるようになります。簡単な技術ではありませんが、しっかりと局面を考えることで、読みの体力を身につけていきましょう。

 

次回12月25日(日)が今年最後の教室になります。

教室の冒頭でも申し上げましたが、寒くなってきて体調が変化しやすい季節になってきていますので、くれぐれもご自愛くださいませ。また、来年は1月8日(日)からのスタートとなります。