5/8の教室

5月8日の教室には1部55名、2部9名の生徒さんが来てくれました。

 

教室冒頭でゴールデンウィークに将棋に触れたかどうかを聞いてみましたが、教室で身につけた感覚を忘れないように少しでも構いませんので、教室以外でも時折将棋に触れる時間を作っておきましょう。

 

今回1部は連休中の練習の効果でしょうか、8名と沢山の昇級者が出ました。おめでとうございます。

9級に昇級した子は、8枚落ちにおける序盤、中盤、終盤の一連の流れをスムーズにこなしており、棋力向上を感じました。あとは最後の1手詰がある局面で正解手を見逃すことなく、しっかりと見つけることができれば、8枚落ち卒業がグッと近づいてきます。

また、本日の指導対局では色々な場面で、「相手玉は上から追いましょう」とアドバイスすることが多かったです。将棋は歩や香や桂のように前にしか利かない駒が多くありますので、相手玉が上部にあがってきたときに下から追うと捕まえづらくなります。そんなときに竜や馬を使って下から追うだけでなく、上からも相手玉を追うと挟み撃ちの形になり、一気に捕まえやすくなります。

 

2部の指導対局は平手、飛車落ち、飛車香落ち、2枚落ちと様々な手合で指しました。

2枚落ちでは2人が共に安定した終盤力を発揮して勝利しました。特に2局とも最終盤を正確に読み切ることができていたので、非常に価値のある勝ち方だったと思います。

終盤戦で大事なのは、まず目の前の局面の状況を把握することです。自分が勝つための条件を見つけたら、その条件に合うように候補手を絞り込み、さらにその候補手を比較するという流れになります。相手の指し手も考えておかないといけないので、技術的には難しいことですが、終盤の一手争いをものにすると自然と勝率も高くなってきますので、ぜひ今後も頑張っていって欲しいと思います。

 

最後になりますが、おかげさまで本教室も1部の生徒さんの数が以前に比べて増えてまいりました。元々「1か月に1回は講師と指導対局を指す」ことを目標にしてきましたが、ここ最近目標達成が難しい状況になりつつあります。現在2部制で行っておりますが、どこかのタイミングで3部制(1部目を2つに分割する)に切り替えさせて頂きたく、次回以降の教室にて改めてご連絡申し上げます。

何卒ご理解のほど宜しくお願い致します。