12/26の教室

12月26日は2021年最後の教室でしたが、1部41名、2部9名の生徒さんが元気に来てくれました。

1部は今回5名の昇級者が出ました。おめでとうございます。
1人の子はここ最近ずっと好調を維持して、昇級を続けています。以前は少し伸び悩んでいる時期もありましたが、力を着実に溜めていました。将棋の内容を見ていても、指し手が鋭くなり、はっきりとレベルアップが感じられます。
指導対局や本などで学んだことは、頭で理解していても実戦で手筋に気付き、知識として使えるようになるまでには経験が必要になってきます。経験値を高めていくには、どうしても繰り返し取り組むことが大事で、時間もある程度掛かってきます。仮にすぐに結果が出なかったとしても、やる気を失わずにコツコツと練習を続けているとどこかで伸びる時期がやってきますので、焦らずに取り組んでいってくれたらと思います。

2部は1人の子が教室を卒業となり、挨拶に来てくれました。
ここ1年の棋力向上は目を見張るものがあり、教室の中でも頭1つ抜け出したような感じでした。話を聞くと、強い大人たちが周りにいる環境に身を置けているようで、これからも向上心を持って頑張っていって欲しいと思います。
指導対局では、飛車香落ちで指している子が終盤勝勢まで辿り着いていましたが、速度計算を見誤って逆転を許し、残念な敗戦となりました。「間違えたかも」と思った瞬間の次の指し手はさらに悪手を重ねることが多く、非常に大事な場面です。対局後に冷静に振り返ってみると、まだまだ優勢だったということはプロでもよくあります。勝っても負けても、自分の物差しで局面の優劣を測れるようになると内容も安定してきます。