10/10の教室

10/10の教室には、1部46人、2部10人の生徒さんが来てくれました。

 

緊急事態宣言が解除され、全国的にもコロナ感染者が激減している状況ではありますが、当教室では引き続き感染予防の対策を取っていきます。

 

さて、今回1部では4人の昇級者が出ました。おめでとうございます。

冒頭のあいさつで、ここ最近4~5級の子が増えていると話をしましたが、1人の子は3級に昇級です。高勝率が続いており、実力も申し分なく、今後は2部昇格への期待が高まります。

また、7級に昇級した子は本当に嬉しそうな表情を見せていて、指導対局中の私のところにも報告に来てくれました。7級になると指導対局も8枚落ちから6枚落ちに変わりますが、引き続き上を目指して頑張ってくれると思います。

一方で、昇級を逃してしまい、涙を見せている子もいました。「悔しい」という気持ちが「より強くなりたい」という気持ちに変わると、棋力向上のための強いモチベーションとなります。将棋に限らない話でもありますが、この悔しい気持ちを今後のために大切にして欲しいと思いました。

 

2部の指導対局では、飛車香落ちでかなり上手く指して勝ち寸前の子がいましたが、最終盤に相手玉を捕えきれず逆転となりました。

強くなってくると、将棋の終盤は勝ちに繋がる色々な条件を精査することになります。この条件だと相手玉に詰みが生じる、あるいはこの条件だと自玉は詰まないなどを考える必要があります。そのときに重要なのが詰みかどうかを早く判断する力です。変化が多いのですべての変化を細かく読むことは難しいですが、ここから先は読まなくても詰むだろうな、といった直観が働いて読みをショートカットできるようになると別の変化を考える余裕が生まれます。この辺りは本当に色々な形を経験し、自分で繰り返し考えることで少しずつ身についてきますので、長い道のりではありますが、ぜひ頑張って欲しいと思います。