8/8の教室

8月8日の教室には、1部27人、2部9人の生徒さんが来てくれました。
教室の冒頭でも申し上げました通り、当教室は感染防止対策を取った上で実施致しますが、神奈川県は緊急事態宣言中でもありますので、くれぐれもご無理されない範囲で出席のご判断を頂くようお願い致します。

さて、前回の野月八段の優しい指導もあってか(?)、1部では今回7人の昇級者が出ました。おめでとうございます。
2人は4級への昇級ですが、1人の子は入会以来ずっと高勝率で、2部への昇格もそんなに遠くないと思います。指導対局で指していても、盤面全体を見る視野の広さと寄せの鋭さがあり、感心させられます。また、もう1人の子もコンスタントに昇級を続けており、いよいよ1部では上位のレベルに入ってきました。昇級して受付でガッツポーズして喜んでいる姿が指導対局中に見え、ほっこりしました。

2部の指導対局は、平手、飛車落ち、飛車香落ち、2枚落ちと色々な手合いで指しています。
長く2枚落ちで指しいている子は、段々とコツを掴んできていて、対局中に立てる方針に一貫性が出てきました。定跡を使うとなると、どうしても暗記に頼ってしまいがちですが、中盤や終盤の力を身につけるために、当教室では細かい定跡は特に教えていません。経験やアドバイスを自分なりに消化して、未知な局面を迎えたときでも対応できる力を養ってもらえたらと考えております。
また、最近1部から2部に昇格してきた子たちは2級で指していますが、以前から指している子たちは初段〜二段のレベルで固まっており、実際に対局して勝つのは容易ではありません。ただ、将棋が強くなる練習法として「自分より少し強い人と指す」ことが挙げられますので、強くなるための準備期間と思って、ぜひ前向きに頑張って欲しいです。
1人の子は現在15連勝中で、絶好調です。彼を見ていると、1部の時間中でも早めに来て仲間と将棋を指し、2部が終わった後も将棋を指し、帰宅した後もネットで将棋を指しているようで、本当に「好きこそものの上手なれ」を感じます。このまま他の子達と良い関係で互いに切磋琢磨して強くなっていってもらえたらと思います。