3/28の教室

3/28の教室には、1部39人、2部8人の生徒さんが来てくれました。

 

今回1部は4人の昇級者が出ました。おめでとうございます。

6級に昇級した子は、指導対局でも相手の攻め駒を攻める非常にレベルの高い将棋を指して勝利。文句なしの昇級だと思います。

「相手の攻め駒を攻める」ことには2つの効果があります。

1つ目は相手の駒を取って持ち駒にすることで、そのあと自分の攻めに活用できます。

2つ目は自分の玉が安全になり、負けるリスクを減らすことができます。

一石二鳥の戦い方ですが、逆に相手の攻めを止められずに加速してしまい、負けを早めてしまうといった副作用もあります。技術的に難しい指し方ですが、盤面を広く見てしっかりと攻めを見切ることが大切です。

 

2部は長考派の子も増えてきました。

中には指導対局1局のみという子もいましたが、熟考の蓄積は必ず今後の棋力アップに繋がってくると思います。

終盤の考え方として、まず盤面の状況を把握する(どういう条件であれば勝ちに向かえるかを整理する)、それに基づいて候補手を考える、相手の応手を予想する、といった段階を踏んでいくことが重要です。

その過程で理論の構築に穴が開いていると、せっかく積み上げてきた読みが水泡に帰してしまいます。

将棋は先を読めば読むほど可能性が広がっていくゲームですが、丁寧に読む練習を行うことで、少しずつ精度を上げていってくれたらと考えています。