2/14の教室

2月24日の教室には、1部35人、2部9人の生徒さんが来てくれました。

今回は初回体験の子も含めて4人の昇級者が出ました。
おめでとうございます。連勝で一気に昇級を決める子が多く、本人の自信にも繋がっているのではないかと思います。

1部は初回体験の子が7人いました。
別の場所でも将棋を習っている子から、まだルールを覚えて間もない子まで様々です。
当教室では、すでに級認定を受けている子は別として、まず講師の私と8枚落ちで指して級認定を行い、その後近いクラスの子と対戦をする、という流れを取っています。所々講師のアドバイスを受けながら指していく場合は9〜10級、特にアドバイスなく勝てる場合は7〜8級、くらいのイメージです。

教室の冒頭ではウォーミングアップに詰将棋の問題を解いてもらっていますが、前回、今回と3手詰では「焦点(しょうてん)」を使う問題を中心に出題しました。
玉を捕まえるにも手筋を覚えて引き出しを作っておくと実戦でも役立つ瞬間がたくさんあります。重要なのは、詰将棋で学んだことを詰みがあるか分からない状況で使い、自分の力で詰みを発見することです。
たまたま今回指導対局でも「邪魔駒消」(いない方が良い味方の駒を捨てる詰将棋でよく出てくる手筋)の状況が出てきました。自力で解を発見することは容易ではありませんが、それまでの経験を基に良い直感が働いてくると、少しずつ正解に辿り着けるようになってきます。こうした応用力が身に付いてくるとレベルアップに繋がります。
2部では7手詰を解いてもらっていますが、問題を見たときの最終図へのイメージを生徒さんに聞いたりしています。直感が働き、正解までの思考をショートカットできると、しらみ潰しに局面を考えていく必要がなくなってきます。何事も経験が大事です。

2部では他所で有段者の子たちが多くいますが、やはり四段まで上り詰めるのは簡単ではありません。
私の経験上、初段から四段までのステップアップはそれなりに時間が掛かります。ライバルが多いなど切磋琢磨できる良い環境を作ったり、地道な練習も必要になってきます。ただ、このレベルに達すると他より頭1つ抜き出て、大会での好結果もより期待されますので、ぜひ頑張って欲しいと思っています。