10/25の教室

10/25の教室には1部27名、2部6名の生徒さんが来てくれました。

 

1部では、入会して間もない子たちが2人昇級しました。

1人の子は入会以来連勝が続いています。私も初回体験に続いて2回目の指導対局を行いましたが、2週間前よりも指し手に安定感があり、明らかに強くなっていて驚きました。将棋を始めた初心者のときは一番棋力が伸びやすい時期でもありますので、ぜひ今後も頑張っていって欲しいと思います。

 

また、4級では私との4枚落ちにやや苦戦している子がいます。部分的な手筋などに精通していて、高い技術力がありますが、全体のバランスの取り方に苦慮している印象です。

平手と同様に駒落ちにおいても攻守のバランスは大事で、4枚落ち以上になると8枚落ちや6枚落ちと異なり、下手がただ攻め続けて勝つことは簡単ではありません。時には上手の攻めに対して的確な受けが必要な場面もあります。攻守における駒の効率的な配置を身に着けることで、より高いレベルにいけると思います。

とはいえ、指導対局以外はほぼ負けなしのようですので、1部卒業も近づいてきているかもしれませんね。

 

2部の生徒さんたちは、早い時間に隣りのサロンで将棋を指してから教室に来る子も多く、そのやる気にいつも感心しています。こちらは2枚落ちの指導対局に苦戦している子がいます。

2枚落ちの場合、上手は基本的に金や銀を効率的に使って、盤上の中央から相手駒を押し込んでいくような方針を取ることが多いです。そこで焦点になるのは、駒数の多い下手がいかに上手の金銀に圧迫されずに相手陣を突破していくかです。この辺りの技術は平手にも通じるところがかなりありますので、経験値を積んでマスターしていって欲しいと思います。ここ最近ノートを持ち歩いていて、自分なりの振り返りもしているようですので、今後の伸びに期待しています。