10/11の教室には1部30人、2部6人の生徒さんが来てくれました。
今回は初回体験の子が7人と大人数でしたので、私との指導対局も盤数を増やして7面指しとさせて頂きました。
助講師2名もそれぞれ2面指しのフル稼働でした。
今後も初回体験を受けられる子が増えるようでしたら、受付の対応もありますので、1日の上限人数を5名程度とさせて頂こうと考えております。
さて、1部では10級~6級くらいの子たちが多いので、8枚落ちか6枚落ちの指導対局がほとんどです。
私が指導する際にアドバイスしていることをまとめると以下のようになります。
・飛と角が強い駒なので攻めに使う
・相手陣のどこかの筋に狙いを定めて、数の攻めで守りを突破する
・竜と馬を作る
・駒を交換する場合、駒の価値を意識する
・と金や成香といった駒を相手の守備駒である金銀に当てて交換を迫る
・相手玉の動ける場所を減らしていく
・相手玉をしっかりと詰ます
序盤→中盤→終盤と段階を踏む中で、こうしたポイントが押さえられているかを見ています。
将棋は変化の多いゲームでもありますので、最初から最後までマニュアル化されていることはありません。ポイントを念頭に入れて、状況に応じて適切に対処する必要があります。
初回体験では、1人の子が体験日に全勝して昇級しました。
教室史上2例目の快挙です(笑)。勝つことはやはり嬉しいものですし、今後もぜひ将棋を続けて欲しいと思っています。
また、レギュラーメンバーでもここ最近強くなったなと感じる子がいます。6枚落ちの対局でしたが、上に挙げたポイントをそつなくこなし、申し分ない勝ち方での昇級でした。特に相手玉を綺麗に寄せることができるのは実力の高さを示しています。これからも頑張って強くなっていって欲しいです。
2部では、前回から私に2枚落ちで連勝した子を2級から1級に認定昇級としました。自玉が危なくなるリスクを踏まえての鋭い寄せで、踏み込みの良さに感心しました。
2部は他の道場や対戦サイトでの有段資格者が多く、今後1部からの昇格組のことを考えると、講師の認定昇級を積極的に取り入れて全体的に底上げする必要があると考えています。