昨日の教室には18人の生徒さんが来てくれました。
1部では会うたびに強くなっている子もいて、とても嬉しく感じています。
将棋を始めたばかりの頃は、指す時間に比例して棋力が伸びますし、教室以外でも将棋に触れる機会を持ってくれたらなと思っています。
一方で、上級者になってくると、強くなるのは段々と容易ではなくなってきます。
将棋では各局面において平均して80手くらいの合法手があると言われていますが、そのほとんどは悪手です。あまり思考せずに指し手を決めていると、悪手が必然と多くなり、強い相手には逆転を許してしまいます。
ということで、大事な局面では読みを入れることを習慣にすることが棋力向上に役立つと考えています。こうした思考プロセスを多く経験することで、それまで読んでいた局面でも直感的に悪くない手を選択できるようになっていきます。
2部では、特にポイントとなった局面で色々な変化を検証し、その上でどういった指し手を選べば良かったのかを具体的に考えてもらい、読みの練習を促しています。
どんな分野でも同じですが、やはりコツコツと努力することが大事ですね。