8枚落ち

今日は3連休の中日ということもあってか、お休みが多く、

2人の生徒さんが来てくれました。

 

1人は今日で8枚落ちを卒業し、7級を認定しました。

 

8枚落ちで確実に勝てるようになるには、

  1. 飛車や角を相手陣に侵入させて、竜と馬を作る
  2. と金などを使って、相手の守備駒(金)を攻める
  3. 相手玉を追い込んで、捕まえる

といった手順が必要になってきます。

 

1、2はうまく指せても、3の段階で相手玉をなかなか捕まえられない、

といったことはよくあります。

特に「これで勝ち」という1手詰を見逃してしまうと、なかなか将棋が終わらなくなってしまいます。

 

玉を詰ますには、基本的に2つ以上の攻め駒が必要です。

2つであれば攻め駒の利きを把握できそうですが、3つ、4つとなると、連動して考えることが難しく、利きを見逃してしまいがちです。

 

そういった場合、

相手玉を詰まそうとする際に、

「どの攻め駒が相手玉の動けるマス目を消しているか」

を意識しておくとよいと思います。

 

玉の動ける場所は8マスありますが、

例えば、自分の竜が3マス消していて、銀が2マス、歩が1マス、そして相手の守備駒が2マス消しているので、合計8マスで、相手玉の動ける場所は1つもない。

よって、王手を掛ければ相手玉は詰む、といった考え方です。

 

こうした考えを繰り返し、相手玉を詰ます形に慣れることで、段々と攻め駒の利きを1枚ずつ意識しなくても、「これで詰み」と自信を持って指すことができるようになります。